灰まぶしからのし入れまでの作業

9月14日と15日にお客様を迎えて灰まぶし、灰汁炊き、ふじこき、のしいれを行いました。写真は初日の灰汁炊き最中にふじこきで使うこうばしを製作しているところです。


始まりの会で会長さんがお話ししている最中ですが、前回のイベントで採取して干していた中皮の重量を計っています。

計量した重量は2.8kgでその重量にあわせた灰をまぶします。

ドラム缶で作成した特製の釜です。灰と石灰でphは14と強アルカリの液で4時間煮ます。



灰汁炊きは約4時間かかるのでこの間に食事、翌日使うこうばし製作等を行いました。


灰汁炊きが始まって直ぐに正午になったので、お昼ご飯にしました。会員さんでもある民宿このたさんのお弁当を頂きました。

翌日に使うこうばしを製作しました。竹を切る山崎顧問。

こうばしの完成品



約4時間、灰汁炊きした中皮を取り出して川の水につけて初日の作業は終了です。翌朝まで川の流れにつけて煮た中皮を水にさらします。


4時間煮て、釜から出した中皮。

中皮を川に入れた直後は中皮に付いていた灰汁が流れて川が濁りました。

一晩水にさらした中皮、水の濁りはなくなりきれいな水が流れていました。



2日目は前日煮た中皮から灰等をこうばしで取り去り糸の基となる繊維をとり出すふじこき作業を行いました。


2日目は初日より少し上流の橋の幅が広いバイパスの橋の下の日陰で作業することにしました。

一晩水にさらした中皮。これからこうばしで糸の基となる繊維に仕上げます。

こうばしで余分なものをしごいて川の流れに流し去ります。



朝からお昼過ぎまでふじこき作業を行い、途中休憩やお昼ごはんを頂き、今回の最終工程ののし入れを行いました。


2日目のお昼ご飯も民宿このたさんのお弁当を頂きました。

休憩時間は会員さん手作りの美味しいものが振る舞われました。

こうばしを使って、前日に煮た中皮を全てふじこきして最後にぬるま湯に溶いた米ぬかでのし入れを行いました。



今回、2日間御一緒したお客様と再会を約束してお別れして今回のイベントを終了しました。次回は繊維を糸にする工程となります。